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1195 2/21分、『ろり魔女(仮)』本文、No.6(10000文字)
2005/2/22(火)01:25 - 名無し君2号 - 5347 hit(s)

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 ろり魔女(仮)No.6(10000文字)

 床から壁、天井まで、すべてに柄の描かれた、魔法陣の部屋。
 文字と紋様とが光り輝いて、部屋にいる人物たちを薄暗く照らしだしていた。ミュ
ーとアシュ、そして三体のゴーレムが、中央の円を囲んでいる。
 今日のミューは、真っ白なワンピース姿だった。なんら装飾はなく、燃えるように
赤い髪もそのままにおろしていた。
 目覚めていちばんに身を清めたらしい。となりに立つアシュの鼻に、シャボンの香
りが漂ってきた。
 魔法陣の中心には首飾りが置かれている。
 魔王の封印されているアクセサリーから、ミューは視線をあげた。
「始めるぞ」
 こくん、とアシュはうなずいた。
 ミューが片腕を横に伸ばす。広げた手のひらの前にゴーレムが立った。人なら筋骨
隆々な赤、弱々しい青、優美かつ上品な白と、三体が順番に並ぶ。
 ゴーレムは屈みこみ、目のレンズがミューの手の高さに来るようにした。
「うん、うん、そうか。基本は西方式呪封かー、ベタだなー」
 まぶたを閉じながら、ミューはしきりにうなずいていた。ゴーレムのレンズがちか
ちかとまたたき、封印の解析結果を伝えていった。
 強い舌打ちが響く。
「いろいろといじくってる……エセ導師のくせになまいきだ!」
 ぶつぶつと呟くミューの元に、青、白とゴーレムが続いた。レンズから読みとるた
びに、この構文は――とか、はーい、エラー発見――とか、専門的な言葉が並ぶ。
 ――うん。ちっともわからない。
 高位魔道士の弟子でありながら、アシュはほとんど魔法を使えなかった。ごくごく
初歩の呪文ならいくつか唱えることができるが、ミューからすれば一般人に等しいだ
ろう。
 自分でも不思議ではいた。どうしても、魔法より剣や旅のほうに惹かれてしまうの
だ。
 腰の剣をちらりと見る。
 銀色に輝く細剣は、ミューが魔法のできないアシュへとくれたものだ。軽く、強く、
切れ味鋭く、魔力を伝えもする。金に換算したらいくらになることやら。
「よし、だいたいわかった! これならなんとかなる!」
 両手を打ち鳴らし、ミューは薄い微笑みを見せた。
「さっそく始めるぞ!」
 まるで舞いを踊るかのように、なめらかに腕を動かしだした。目の前であやしく輝
く首飾りに向かって、勢いよく両手を突きだす。
「うりゃ!」
 首飾りの置かれた光の円を中心として、ふわりと風が巻きおこった。肌をぴりつか
せる魔力の風とともに、魔法陣に青白い光が走ってゆく。床から壁、そして天井へと
輝きは広がり、上に描かれた魔法陣の、中心へと集まっていった。
 魔法陣全体が光り輝く。部屋中が青白い光に呑みこまれた。
 すでにゴーレムは部屋の隅へと移動している。ミューの邪魔にならぬよう、アシュ
も後ろに控えた。いつでも抜けるよう、手は腰の剣にまわしている。
 ミューの唇から、言葉がつむぎだされていた。
 古代言語の一種だということしか、アシュの耳ではわからない。しかしその艶のあ
る声は、ときに高まり、ときにささやきとなり、まるで歌のように聞こえていた。
 歌声が強くなるにつれ、ミューから放たれる魔力も増してゆく。
 手を差しだされた首飾りから、紫の光が立ちのぼった。
 煙のようにゆらぐ紫のなか、首飾りのひときわ大きなルビーが、真っ赤な光を放ち
始める。両脇にふたつずつ並んだ宝石も、青、ピンク、緑、黄、それぞれの色に輝く。
 赤い光がほかの光を呑みこんだ。
 そのまま輝きは増し――
 やがて、閃光と化した。
 血が噴きだしたような赤の奔流を、アシュは手で遮る。それでも足りずまぶたを閉
じた。赤黒い闇のなかへ、足を踏みだす。師のとなりに並び、剣を抜いた。渦の中心
に向かって構える。なにが起きようと、ミューだけは守らねばならない。
 そんな覚悟をあざ笑うように、いきなり赤はかき消えた。
「成功ぉ……」
 ミューの声には、疲れが滲んでいた。
「とりあえずは、だけどな」
 ――とりあえずは?
 真っ赤だったアシュの視界がゆっくりと薄れてゆく。映像が結びだされていった。
 影が浮かびあがる。
 その数、五つ……って、五つ!?
 魔王だけじゃない! アシュはミューの前に出た。どんなことにでも対応できるよ
う、体の力を抜く。ただし芯は保つ。鋼の芯を剣へと通し、体とひとつに。
 まず目を惹いたのは、銀髪の男だった。
 氷の刃を思わせる、とても冷たい瞳を持っていた。透き通るほどに肌は白く、長身
かつ細身の体に、鱗のような金属を張りつかせた黒い服をまとっていた。
 強い。
 感じとれる魔力もほかの四人とは桁が違う――ミューすらも越えている! が、そ
れ以上に、男には場を支配する空気があった。それは背中のミューも負けていないの
だが。
「さすがは魔王ってとこか。まあ、そうでなくっちゃ困るんだけどさ」
 同じ威圧感を持つミューの呟きに、アシュはうなずく。
「おまけがこんなにいるとは思いませんでしたが」
 魔王と思われる男の横には、女が寄りそっていた。一歩間違えれば……間違えなく
ても、とても淫らな格好といえる。緑を基本に、黒の絵の具をたらしたような生地の
服で、それだけならなんということもない。故意が偶然かところどころ引き裂いてあ
って、ダイナマイツ! な褐色のボディーをさらしてなければ、だが。
「魔王のコレか? 下品な女だなー。趣味はよくないな! 魔王な!」
「ミューさま、それも下品です。ダメです」
 わざわざ腕を突きだして立てた小指を見せるミューに、アシュはため息をこぼした。
 こちらの会話を耳に留めたのか、女がウィンクを飛ばす。波うつ紫の髪をかきあげ、
唇をキスのかたちに尖らせた。
「気にくわねー。なんだか気にくわねー」
「お願いですから落ちついてください」
 格好はともかく、彼女の魔力もミュー並だった。
「まともにぶつかれば……」
「勝つさ。楽勝、楽勝」
 ――ひとりずつならわかりませんけど!
 相手は五人、横並びに立っていた。魔王と女はミューたちから見て右側にいる。真
ん中には老人がいた。左側にはふたり。
 老人は飛ばして、横のふたりへと視線を移す。
 そこには針金のような男と、逆に岩石のような男が並んでいた。
 針金は細長い坊主頭で、左目に黒い眼帯をつけている。黒い包帯を体全体に巻きつ
けていた。岩石はずんぐりむっくりで、体には文字通り石を貼りつけている。
「な、な。うちのゴーちゃんにそっくりだよなぁ。ふふ、頭の中身もかなぁ」
 笑おうとして、アシュは頬が引きつってしまった。たしかに、赤と青のゴーレムに
印象は似ている。だが、それは感じることだろうか。口に出すことだろうか。
 彼らふたりの力だってミューといい勝負だというのに。
 最後に、さっき飛ばした老人に目を戻した。
 たいして注意を払わなかったのには理由がある。奇妙なことだが、老人からはまっ
たくもって魔力を感じられなかったのだ。
 もしかすると、完全に抑えているだけかもしれないけど――
「カス。問題外だよ」
 すっぱりとミューは断言した。
「あの、もうちょっと、そのー、そうだ、敬老精神を持ちましょうよ」
「魔力のない魔人なんか、存在する価値はないね」
 魔人とは、魔王とその配下たちを指す言葉である。凄まじい魔力を持つからだけで
はなく、肉体も改造しているからこう呼ばれる。人から外れた存在、だから魔人だ。
 会話を聞いているのかどうか、老人はうすら笑いを浮かべていた。
「さ、て、と」
 ミューがアシュの横をすり抜けていった。正面にいる老人の右へ。銀髪の男の前に
立つ。男の、凍えるような瞳が動いた。腹の高さほどのミューを捉える。あわててア
シュはミューのとなりに向かった。
「さーて魔王どの? どういう状況なのか、理解はできているかな」
 男の唇が、笑みのかたちに曲がる。しかし瞳には変化がなかった。
「お前が我々の封印を解いたのだろう。まだ年若い、魔道のものよ」
 銀髪の男の声には、感情というものが感じられなかった。
「それ、半分だけ正解」
「半分」
「年若く、美しく、天才な魔女、ミュ・シャさま、だよ」
 乾いた笑い声が男の唇から洩れた。寄りそう女はかん高く、ゴーレムに似たふたり
はくぐもった、真ん中の老人は豪快にと、みなそれぞれの声音で笑いだした。
「なにがおかしいのかなー?」
 逆立ってゆくミューの赤髪に、アシュの肌もぞくりと逆立つ。怒りの導火線に、た
ったいま火がつくところだった。
「若く美しい天才魔道士とやらよ。お前にも誤りがある」
「言ってみろ。その誤りとやらが誤りだったら――」
「私はゾーククラフト陛下ではない」
 怒りに握り拳をかためていたミューの体から、ゆるゆると力が抜けてゆく。拳をほ
どいた指先を、口元へと持っていった。
「ミュ、ミューさま?」
「そっか、この魔王……ゾーククラフトだったのか」
 こんどはアシュの体から力が抜ける。
「驚いたのはそのことなんですか? というかミューさま、魔王の名前も知らないで
復活させようとしていたんですか。ちょっとむちゃくちゃ過ぎやしませんか」
「う、うるさいなー、魔王たって何人もいるんだから、いちいち調べてなんかいられ
ないんだよー! そういうアシュはどうなのさ。そもそもお前、魔王がどういうもの
なのか知ってるのか? ん? んー?」
 矛先を思いきりぶつけられ、アシュは口ごもった。
「ええと……ですね」
 魔王とは――
「人間の敵、ですか」
「ほほーう。なんで?」
「そりゃ、だって、魔王は人間たちを滅ぼそうとしたんでしょう? それを、多くの
国と、多くの魔法使いたちとが協力して、なんとか討ち倒したんじゃないですか」
「お前も半分だけ正解。だからさー、すこしは魔法を学べっつーのさー。剣の腕前ば
っかりあがりやがってさー、お前はだれの弟子なんだ? 狂戦士か?」
「まあ……似たようなもので」
 思わず出かけてしまった言葉を、アシュは呑みこんだ。
 もう遅い。ミューの顔が白くなる。
「んだとコラ。アシュてめえ、蛙に変えちゃるぞ!」
 かえるにかえる……シャレですか、とはさすがに訊けない。
 いまにも飛びかかってきそうなミューから救ってくれたのは、ひとつの咳払いだっ
た。
 向きあっていたふたりの視線が、氷のような魔人に集まる。
「陛下の御前なのだが」
 あいかわらず感情の見えない声で、銀髪の男がつっこんできた。
「原因はお前だ! 魔王じゃないなんて、そんな嘘つくなよ!」
 ミューは指先を男の鼻へ突きつけた。
 態度はともかく、ミューの意見はまっとうなものである。銀髪の男の魔力が、五人
のなかではいちばん強いのだから。彼が魔王でなくてだれが魔王だというのか。
「嘘ではないよ……私の名は銀華のゾフィル。ゾーククラフト陛下の筆頭配下だ」
「じゃ、お前か! それは気にくわねー、なんだか気にくわねー」
 指がとなりの女へと移る。
「おふざけじゃないよ、小娘。私はシリナ。緑華のシリナ」
「じゃ、そこのゴーレム、どっちかだろ!」
 岩石男が吠える。
「う、うぉ、が、うー」
「おれは黄華のコントラだといっている。ちなみにおれはジャンダル。黒華のジャン
ダルだ。ところで『そこのゴーレム』ってどういう意味だ?」
 コントラと名乗った岩石の横で、真っ黒な包帯男がにやにや笑いを浮かべていた。
「だったら……えっと……えー……」
 だんだんミューの指先は垂れさがってゆく。ほとんど意味をなさなくなった手が、
のろのろと老人に向けられた。もはや指が示しているのは自分の足だ。
「コレ……なのか?」
「若く美しい天才魔道士よ。それはゾーククラフト陛下に失礼だろう」
 やっぱりゾフィルの声には感情がなかった。おかげでぜんぜん本気に聞こえない。
 大げさに老人は手を振る。
「よい。なかなか楽しめた。褒めてつかわすぞ、そこな道化師よ」
 ぐりん、とミューの首が横に傾いた。ぎ、ぎ、ぎ、と音が出そうな動きで、顔の角
度は戻ってゆく。
「だ、れ、が、道化師だ……おまけにぃ、褒めてぇ、つかわすぅ……だとコラ」
「陛下。このものは魔道士です。――っと、失礼。若く・美しい・天才・魔道士です」
「てめえに言われると皮肉にしか聞こえねえンガーッ! ぜんっぜん心の見えない声
しやがって! 本気で喋れ、どんとぶつかってこんかーい!」
 噴きあがる己の魔力に、ミューの純白のワンピースがぶわぶわとと波うっていた。
威嚇するかのように、赤い髪も広がっている。
「アシュさま、興奮しすぎで、言っていることがむちゃくちゃです!」
 手足をばたばた動かし始めたミューを、アシュは後ろから左手で抑える。右手の剣
は魔王たちに向けたままだ。
 あらためて、老人――魔王ゾーククラフトらしい――を、見た。
 いわれてみれば意外といい体格をしている。足元まである法服も豪華なものだった。
ただ、顔へ辿りつくと、アシュ以下の魔力もあってか、どうにも冴えない。皺は深く、
後ろに撫でつけた髪とちょこんと伸びた顎髭は真っ白だった。
 ――本当にこの人が……?
「どこ触ってんだよ」
「へ」
 火花が飛んだ。
 裏拳を叩きこまれたんだとアシュが気づいたのは、うるんだ視界に、腰に手を当て
たミューの後ろ姿を捉えたときだった。
「触るもなにも……胸なんかないじゃないですかぁ!」
 こんどは後ろ足で蹴られた。
 威厳に満ちたバカ笑いが湧きおこる。
「楽しい、楽しいぞ。まったくいい腕前だ! なあ、ゾフィル、そうは思わんか。こ
れほどまでに凄腕の芸人は、我らの時代にもいなかった!」
「このボケジジイ、私は道化師でも芸人でもねえ! 超絶天才美少女魔法戦士だ!」
「そふぇふぉだふかとおもいふぁふ」
 それもどうかと思います、というアシュの突っこみは、鼻血のせいでうまくいかな
かった。
「超絶天才美少女魔法戦士」
「なんだンガーッ! だからてめえが喋ると皮肉にしか聞こえねえっつってンガー
ッ!」
 つばを飛ばすミューにも、ゾフィルは顔色ひとつ変えなかった。
「陛下をはじめとして、私たちを復活させた理由はなんだ」
「魔王以外のやつらを復活させるつもりなんかなかったよ。魔王だって、こんなカス
なら復活させたもんか」
 意味をわかっているのか、ゾーククラフトは身をのけぞらして笑っている。それを
ちらと見て、すぐにゾフィルはミューへと視線を戻した。
「質問を変えよう。どうすればこの結界を解いてくれる?」
 ミューは動きを止めた。
「へえ。気づいてたか」
「ゾーククラフト陛下を復活させようというのだ。それなりの準備はしていてしかる
べきだろう。なるほど、天才というだけのことはある。人間にしてはなかなかのもの」
 ぐるりと魔法陣の部屋を見まわす。
「このままでは、私たちはこの外に出ることはかなわない」
 ゾフィルの冷たい瞳が向けられる。平然とミューは見つめ返した。
「ミューさま」
「なんだアシュ」
 鼻をむずむずと動かしながら、アシュはミューの耳元に屈みこんだ。
「どうやら、あのご老人が魔王であることは間違いないようです」
 唇を尖らせて、ミューはまだ笑っているゾーククラフトを睨んだ。
「……だなぁ」
「とりあえず計画を進めたらどうでしょうか。たしかにいまは、それこそ羽虫以下の
力しか感じませんが……もしかしたら、もの凄い魔力を秘めているのかもしれません。
まさか配下のほうが魔王より上なわけはないじゃないですか」
 ふむ、とミューは考えこみだす。
「おれは世界を統べる王になりたいんだとみたね。あれはハードSだ」
 包帯男、ジャンダルが勝手なことを語りだした。となりの岩石男は仁王立ちで震え
る。
「おぅ、あが、うぇお」
「世界一強くなりたいだって? コントラ、お前じゃねえんだからよ」
「甘いわね。巨万の富に決まっているわ。見てよ、あの物欲しそうな顔」
「わかっておらんな。すでに奴は世界一の芸人ぞ。あとは世界一の王を笑わせること
こそが望みだろう。すなわち、我に仕えるためよ」
 シリナどころか、魔王ゾーククラフトまでが混ざりだした。
 ぴくぴくとミューの頬はけいれんしだす。
「よし……いいだろう。これ以上勝手なことをぬかさせれるよりはましだ」
 瞳が燃えた。ゾフィルを溶かさんばかりに睨みつける。
「お前らを復活させてやった理由は、たったひとつ!」
 かしましい魔人たちが、静まり返った。
 聞き耳を立てる聴衆に向かって、ミューは腕を広げる。
「ダイナマイツ・ボディーの、復活だぁ!」
 まったく反応はなかった。ただひとり、銀髪の男だけが、まったく感情のない声で、
ほう、と言った。



■元のプロット

 辺境の塔、ミューの住処
(三人称アシュ寄り視点)
・魔王の封印された宝石を高々と掲げながら、これでダイナマイトボディーを復活さ
  せられると大喜びする。(魔王を復活させる理由を明かす)
・アシュとの会話で理由を補足する。本来はミューは大人の肉体を持つこと、師匠か
  ら呪いを受けて子供の姿にされたこと、魔王の力を使って呪いを解こうとしている
  こと。
・ミューは魔王の封印を解く。

※ここはシリアスに描く。宝石はネックレスになっていて、ひときわ大きな赤いルビ
  ーのまわりを、小さな宝石が飾っている。それぞれに魔族が封印されている。

・配下の魔族から、順々に復活してゆく。期待をあおっておいて、最後に復活するの
  はよぼよぼの爺さん。ありありと失望するミュー。
・アシュにとりなされて、呪いを解くよう頼むミュー。断る魔王。だったらまた封印
  すると、ミューは手の宝石と、魔王たちの足下の魔法陣を示す。
・しばらく睨みあっていたが、復活させてくれた褒美だと強がりつつ、魔王はミュー
  の呪いを解こうとする。しかし果たせない。

※期待させておいて落とす。


■言い訳

 ぜんぜん話が進まない。文章量がどんどん増えていって……前回の長編の二の舞は
かんべん願いたい!

 早く主人公の目的を読者に示したいところ。
 ……ただ、すでにここまで読んでいれば、なんとなくは察しているのではないかな
ー、と期待したいのですが。どうなんだろう。嫌になって読むの止めちゃうだろうか。
むむ。


〔ツリー構成〕

【1139】 2号長編、「天帝の騎士(仮)」ねっこ 2004/11/24(水)00:20 名無し君2号 (149)
┣【1140】 2号長編、「天帝の騎士(仮)」あらすじ(800文字) 2004/11/24(水)00:22 名無し君2号 (1820)
┣【1141】 2号長編、「天帝の騎士(仮)」冒頭部分(原稿用紙29枚) 2004/11/24(水)00:28 名無し君2号 (18303)
┣【1155】 2号長編、「天帝の騎士(仮)」冒頭部分改稿(原稿用紙21枚) 2004/12/2(木)01:08 名無し君2号 (13785)
┣【1188】 『ろり魔女(仮)』プロット 2005/2/11(金)01:20 名無し君2号 (19780)
┣【1189】 2/11分、『ろり魔女(仮)』本文、No.1 2005/2/12(土)01:28 名無し君2号 (3822)
┣【1190】 2/12分、『ろり魔女(仮)』本文、No.2(8400文字) 2005/2/13(日)15:11 名無し君2号 (12180)
┣【1191】 2/15分、『ろり魔女(仮)』本文、No.3(文字) 2005/2/16(水)00:56 名無し君2号 (12167)
┣【1192】 2/16分、『ろり魔女(仮)』本文、No.4(7700文字) 2005/2/17(木)01:49 名無し君2号 (10266)
┣【1194】 2/19分、『ろり魔女(仮)』本文、No.5(5000文字) 2005/2/20(日)03:43 名無し君2号 (7975)
┣【1195】 2/21分、『ろり魔女(仮)』本文、No.6(10000文字) 2005/2/22(火)01:25 名無し君2号 (14776)
┣【1196】 2/23分、『ろり魔女(仮)』本文、No.7(6400文字) 2005/2/24(木)02:36 名無し君2号 (9828)
┣【1197】 2/25分、『ろり魔女(仮)』本文、No.8(5000文字) 2005/2/26(土)01:29 名無し君2号 (7024)
┣【1198】 2/26分、『ろり魔女(仮)』本文、No.9(11000文字) 2005/2/26(土)21:24 名無し君2号 (15477)
┣【1200】 3/1分、『ろり魔女(仮)』本文、No.10(3600文字) 2005/3/2(水)00:46 名無し君2号 (5197)
┣【1201】 3/3分、『ろり魔女(仮)』本文、No.11(3600文字) 2005/3/4(金)00:12 名無し君2号 (3416)
┣【1202】 No.11、ボツ版 2005/3/4(金)00:18 名無し君2号 (4173)
┣【1204】 3/5分、『ろり魔女(仮)』本文、No.12(4000文字) 2005/3/6(日)22:26 名無し君2号 (5763)
┣【1207】 3/8分、『ろり魔女(仮)』本文、No.13(16000文字) 2005/3/10(木)00:42 名無し君2号 (21483)
┣【1208】 3/12分、『ろり魔女(仮)』本文、No.14(17000文字) 2005/3/12(土)22:41 名無し君2号 (22201)
┣【1210】 3/14分、『ろり魔女(仮)』本文、No.15(5000文字) 2005/3/14(月)18:54 名無し君2号 (7682)
┣【1211】 3/15分、『ろり魔女(仮)』本文、No.16(9000文字) 2005/3/16(水)01:13 名無し君2号 (12155)
┣【1212】 3/19分、『ろり魔女(仮)』本文、No.17(28000文字) 2005/3/20(日)17:01 名無し君2号 (35837)
┣【1213】 3/19分、『ろり魔女(仮)』本文、No.18(7200文字) 2005/3/20(日)19:14 名無し君2号 (9870)
┣【1214】 『ろり魔女(仮)』全文統合版(124ページ、原稿用紙327枚) 2005/3/21(月)08:38 名無し君2号 (207911)

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