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1098 9/17分、No.119−10「深く重く、そして強く」逃亡編、2(12000文字、原稿用紙24枚)
2004/9/18(土)01:16 - 名無し君2号 - 25615 hit(s)

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No.119−10の2
題名:深く重く、そして強く「逃亡者」(12000文字)

    2

 雲ひとつない青空に、まさにデート日和ってやつだよな、と草一郎は心のなかで呟
きを洩らした。街の中心部にある商店街のアーケードの、さらに中心にある小さな噴
水の前には、休日ということもあって数多くの人が立ち並んでいた。ほとんどが草一
郎とおなじく、だれかと待ちあわせなのだろう。
 ――デートか。
 なんとも落ちつかない気分になって、草一郎はそわそわと足を動かした。デートな
んて中学生以来で、それも同級生との、清く正しく美しいものだけだ。
 それがよもや、大学生のお姉さんとデートすることになろうとは。
 いったいどんなところに行きゃいいんだろうか。
 しゃわしゃわと湧きあがっている噴水に視線を落とす。太陽の光をきらきらと反射
しながら、ブロック内の小さな溜め池に波紋を広がらせていた。
 待ちあわせ……。
 初めて凛子と待ちあわせした場所は、ここをずっと駅のほうへと向かって、途中に
あるコンビニの前だった。まあ、あれはデートなんて言えるものじゃなかったけど。
 タコビル。死だの暴力だの破壊だの、いろんな意味で激しいジャンルの音ばかり専
門にやるライブハウスのあるところ。そこに連れてゆかれて、出演していた血と殺戮
なバンドにケンカを売って、紆余曲折あって、メンバーのドラムスを引き抜いて。
 ――そこで、生まれて初めてバンドとして、ベースを弾いたんだっけ。
 そして、もう、弾くことはないのだろうか。
 草一郎は、ほとんどつぶりそうなくらいにまで目を細めた。
 あれから学校には行った。ご褒美に志保里がデートしてくれるといった、その言葉
のためだけじゃなかった。いいかげん両親に心配させるのも止めにしようと思っても
いたからだ。まあ、志保里の件が背中を押したことは否定しないけれど。
 でも――だけど。
 学校にいるあいだ、いちども凛子はやってこなかった。
 ほっとする気持ちと、哀しい気持ち。ふたつの感情が、ずっと渦を巻いている。そ
のたびに思う。本当に、このままでいいの――
「ごめんなさい!」
 飛びこんできた声に、はっと草一郎は振りむく。
 手をあわせた志保里が、頭をさげていた。Tシャツの上に涼しげな水色のシャツを
はおり、チェック柄のスカートを履いていた。それほど短いものではない。かといっ
て野暮ったいほど長くもなかった。
「待ったでしょう、本当にごめんね」
 片目を開けて、草一郎の様子をうかがってくる。
「あ、いや。そんなには待ってないです」
 もうすこし気の利いたことが言えないのかよ、と草一郎は自分自身に突っこんだ。
それでも志保里はほっと表情を崩す。
「よかった」
 にこやかに微笑みかけてくる。かえって申し訳なさがつのった。なんといっても、
草一郎がさっきまで考えていたことは――。
 左手に、突然のぬくもり。
 志保里が、草一郎の手を取っていた。
「じゃ、いきましょうか」
 にこやかに微笑みかけた志保里に、草一郎はうろたえ、なんどもまばたきする。
「あの、いったいどこへ」
 残っている右手の人差し指を、志保里がそっと唇に当てた。
「そうね……とりあえず」
 目を笑顔のかたちに細めた。
「ごはんにしましょ。おなか、空いたでしょ?」


「ここは……」
 ファミレスのドアの前でとまどっている草一郎の手を、志保里がくいっと引いた。
「覚えてる? 私と草一郎くんが、初めて出会った場所」
「ええ、それは、わかりますけど」
 忘れはしない。前のバンドから抜けるために、草一郎はリーダーの杉原と、このフ
ァミレスで話しあいを持った。そこで杉原から紹介されたのが志保里だったのだから。
 志保里がドアを開く。ひんやりとした空気が流れだしてきた。カウンターへ向かう
あいだも、ずっと草一郎の手は握りしめられたままだった。まるで手を放したとたん
に、草一郎がどこかへ行ってしまうとでも思っているかのように。
 駆けよってきた店員が、いらっしゃいませと頭をさげる。
「何名様ですかー?」
 ふたりです、と志保里は答え、うかがうように草一郎を見た。
「草一郎くんは、煙草は」
「あ、吸わないです」
 そもそも、おれはまだ高校生ですよ――という言葉は、なんだか子供に見られそう
なので黙っておいた。
 左手に、しっとりとした感触と志保里の温もりとを感じながら、草一郎は店員の案
内についてゆき、ざわめきのなかを店の奥へと向かう。さすがに昼時とあって、だい
ぶ席は埋まっていた。それでも角にはふたつのテーブルが空いていた。向かい合わせ
に、草一郎と志保里はひとつのテーブルに座る。
 ようやく解放された手に物足りなさを覚える。なんとなくそれを悟られたくなくて、
草一郎はメニューを開いた。ファミレスのメニューなんて、そうそう変わり映えする
ものではない。セットメニューのあたりを眺めるうち、ステーキのところで目が止ま
った。
 ステーキ。あのとき、凛子が食べていたもの。
 杉原と話しあったとき、草一郎が引き抜かれるのを心配して、凛子がひそかに聞き
耳を立てていた。結果的には話しあいの場に乱入して、さんざん暴れまくったわけだ
が。
 凛子はこのステーキを食べていた。固いといって、ガムみたいに噛んでいた。
「あ……」
 志保里が洩らした声に、あわてながら顔をあげる。いま考えていたことを気づかれ
たのだろうかと、背中にひんやりとしたものを感じながらだ。
 しかし志保里の瞳は、草一郎ではなく、その背後へと向けられていた。
 まさか――凛子さんじゃ。
 さらに冷えた背中に、大急ぎで草一郎は振りむく。
「もしかして、杉原くんじゃない」
 上半身をひねりながら聞いた志保里の声に、草一郎の体から力が抜けた。肩越しに、
にこやかな顔で片手をあげる杉原を見る。ライオンのように広がった茶髪は健在だっ
た。
「いよう」
 ほっとしたのもつかの間、こんどは志保里といっしょにいるところを見られた恥ず
かしさがこみあげてきた。返事をしようとして果たせず、草一郎はぎこちない笑みを
返した。


「奇遇だな、草一郎くん」
「はあ」
 志保里のとなりに腰かける杉原に、草一郎はどうにも後ろめたさを覚えた。
 もともと志保里は、杉原がバンドを辞めようとする草一郎を引き留めるために連れ
てきた人だった。志保里本人は、前から草一郎のファンだったと言ってはいたが。
 結局草一郎は杉原のバンドを辞め、凛子の元へと行った。そしていまは凛子の元か
らも逃げだし、なぜだか志保里とデートをしている。なんとも状況は複雑である。
 そんな草一郎の気持ちを知ってか知らずか、杉原は店員を呼び出すボタンを押して
いる。チャイムが店内に鳴り響いていた。
 あら、と志保里が声をあげた。
「まだなににしようか決めてないのに。ねえ、草一郎くん」
 同意を求められ、草一郎はちいさくうなずく。
「ごめん、ごめん。じゃあ、ちゃっちゃと決めちゃってよ」
 口調とは裏腹に、まったく杉原に悪びれた様子はない。
「杉原くんは?」
「もうおれは注文してますよ。いま店員を呼ぶのは、席を移ったことを伝えるためで
す」
「勝手なんだから……」
 もう、と志保里は笑った。草一郎もひかえめに笑いつつ、そういえばこういうとこ
ろのある人だったな、と懐かしさを味わっていた。
 やってきた元気な店員に、志保里はきのこのスパゲティ、草一郎は親子丼を注文す
る。杉原はこっちに席を移るからと言い放ち、店員はプロフェッショナルな笑顔で受
け答えし、伝票を杉原が元いた席から持ってきた。
「――さて? 草一郎くん、話は聞いたよ」
 ひとあし先にやってきたカルボナーラをフォークにくるくると絡め取りつつ、薄い
青のサングラスごしに杉原が探るような視線をぶつけてきた。
「話って……なんですか」
「駄目だったんだって、バ、ン、ド」
 草一郎はうつむいた。かちゃかちゃと食器の音を立てながら、杉原が続ける。
「おれの言ったとおりだっただろ。あの女にゃだれもついていけやしないんだ」
 自分の場合はちょっと違うな、と草一郎は思った。音楽面でついていけなかったわ
けではない。そりゃ厳しかったけど。
 好きになってしまっていたから、音楽しか見てくれない凛子のそばにいるのが辛く
て、逃げだしたのだ。
「そもそもあの女は――」
 ここぞとばかりにさんざんに言い立てている杉原の横で、志保里がすまなそうに眉
をうなだれせていた。なぜだろう、と草一郎は長いまつげでふちどられた志保里の瞳
をじっと見つめる。めずらしく、志保里は視線を逸らした。
 なんだ? いつもなら無敵の微笑み返しが待っているはずなのに?
「なあ、草一郎くん」
 もう杉原は黄色く彩られたパスタには目もくれていない。ぐいと体を前のめりにさ
せてきた。テーブルが揺れ、草一郎のすぐそばにあるウーロン茶の入ったグラスが、
ちゃぽんと音を立てた。
「戻ってこないか」
 テーブルにこぼれたウーロン茶をナプキンで拭いていた草一郎は、最初、なにを言
われているのかわからなかった。手を止め、見つめ返す。
「え……?」
 杉原は真剣そのものの表情だった。さらに体を近づけてくる。
「おれたちのバンドに、戻ってこいよ。まだギターの空きはあるんだ。なんならベー
スでもいい。シゲも、ギターにちょっと興味あるみたいだったし」
 な? と、中腰になった杉原がにこやかに微笑みかけてくる。
「あ……」
 なんとも杉原の笑顔がまぶしくて、草一郎はまたもやうつむいた。気配で杉原が腰
を落ち着けたのがわかった。カルボナーラの皿に、フォークが当たる音がする。また
食べ始めたらしい。
「どうして、杉原さんはそんなによくしてくれるんですか」
 うつむきながらの問いかけに、ぴたりと食器の音が止まった。
「おれは、杉原さんのバンドから、その、なんていうか、勝手に抜けたのに。抜けか
ただって、筋の通ってない、めちゃくちゃな」
「あー、ありゃたしかにひどかったな。断りもなくあの女のバンドに入って、話があ
るからってファミレスに行けば……そういえばここだったか? いきなりその女はや
ってくるし。さんざんだった」
 あの女、という言葉にずきんと胸が痛む。
 鋭い八重歯を見せる笑顔が、頭のなかにさっとよみがえった。
 ――凛子さん。
 遠くから杉原の優しげな声がやってくる。
「なんていうかな……おれは、草一郎くん、きみが好きなんだよ。といっても勘違い
するなよ、そういう意味じゃないからな」
 ははは、と杉原はひとしきり笑う。
「きみは一生懸命だからな。だれよりも練習してたし、だれよりも上達が早かった。
ちょっと地味で、引っ込み思案なところがあるから、なかなか目にはつきにくいけど
な……。口ばっかり達者な奴ばかりでな、なかなかいないんだよ。黙々と努力できる
奴ってのはさ」
 さて、と杉原が立ちあがった。カルボナーラの皿には、ベーコンのかけらが残って
いるだけだった。
「デートの邪魔しちゃ悪いからな。おれはお先するよ。バンド復帰の件、返事は急が
ないから、よく考えてみてくれ」
 言いながら自分の伝票を抜き取る。
「じゃ、志保里さん。彼のこと、頼みます」
 妙な頼みかたをして、杉原は席を離れた。
「杉原さん」
 草一郎は立ちあがった。
 だまって頭をさげる。ひらひらと手を振りながら、杉原は去っていった。


 細くたなびく雲の向こうに、沈みゆく太陽が見える。すこし暖かく、すこし寂しい
光が、まわりの木々や芝生、ベンチに散歩道を赤く染めていた。
 赤い逆光のなかで、志保里がやわらかく微笑む。
「楽しかったね」
 照れくささに、草一郎は目をふせた。
 ここは公園だった。杉原と別れてから、映画、買い物と定番なデートコースを回っ
た。最後に手をつなぎながら公園を歩くなんて、あんまり中学生時代とやっているこ
とは変わらない。
 やっぱりおれが高校生だから、気をつかってくれたんだろうか?
 ふう、と志保里が息をはいた。
「ちょっと疲れちゃった。ね、座らない?」
 ちょうどよく木製のベンチが空いていた。手で座る場所をさっとはらい、志保里が
腰をおろした。草一郎はやや間隔をあけて、となりにちょこんと座る。
 風が吹いてくる。火照った体には気持ちがよかった。
 となりでは長い髪をゆらがせながら、志保里が心地よさそうに目を閉じていた。ま
たふう、と息をはいてから、草一郎を見つめてきた。
「ごめんね、いろいろとつきあわせちゃって」
 と、頭をさげる。
「いや! おれのほうこそ」
 あわてて草一郎もならった。お互いに頭をさげあっている状況がおかしかったのか、
志保里がふきだす。
「とても楽しかった。デートなんて、久しぶりだったし」
 なんともあどけない表情で笑う。
 大学生だからって、そんなに違いはないのかな。思わず草一郎はそんなことを考え
ながら、真正面を向いた。
 黒々と茂った木々の向こうで、車のヘッドライトが忙しく行き交っていた。さらに
向こうには、薄暗くなったビルが見える。
 胸のなかに、もくもくと寂しさが湧いてきた。
 一日の終わり、デートの終わり。
「今日はありがとうございました。おかげで、だいぶ気が楽になりました」
「まだ堅いなあ」
 え? と草一郎が見ると、志保里は軽く唇を尖らせていた。
「もうすこしね、砕けてもいいんじゃないかな。草一郎くんって、すごい真面目だよ
ね」
「そう……でしょうか」
「うん。すっごく真面目。カタブツ。難しく考えすぎなんじゃないかなあ。ほら、杉
原くんなんて、頭より体で動くタイプじゃない? すこしは見習わないと」
 苦笑しつつ、草一郎は杉原のことを思いだす。
「でも偶然でしたよね。あんなところで出会うなんて、本当に……」
 ふいに、あのときの志保里の表情が頭をよぎった。どこかすまなさそうな、気まず
そうな顔。めずらしく、視線を逸らしたこと。
 まじまじと志保里の顔を凝視した。またもや志保里は視線をはずす。どこかいたず
らそうな上目づかいの横顔を見せた。
「志保里さん、もしかして」
 ちいさく舌を出しながら、志保里がウインクをした。
「ばれたか」
 草一郎は深く息を吸いこんだ。肩があがり、吐くとともにさがる。志保里が首をか
たむけながら問いかけてきた。
「怒った?」
「いや……べつに……その」
 最初から、志保里はこのつもりだったのだ。杉原と話していたとき、志保里がどこ
か気まずそうな表情を見せたのは、図っていたことが後ろめたかったからだ。
 草一郎を杉原に会わせることこそが今回の目的だった。
 それは――なんのために?
 決まっている。草一郎を前のバンドに復帰させるためだ。
「でも、どうしてですか。なんでそんなこと」
 髪の毛をくるくると指先に絡めながら、志保里がぼつりと言う。
「とても辛そうだったから」
 言葉が胸に刺さる。返す言葉もない草一郎の前で、志保里は続ける。
「私は音楽のことはよくわからないけど……杉原くんのところで頑張っていたときは、
草一郎くんはとても楽しそうだった。でもいまはどう? とても苦しいんじゃない?」
 潤み始めた志保里の瞳が、きらきらと輝きだす。
「だから、余計なことだとは思ったけど、杉原くんとも相談してやってみたんだ。正
直に話したら、きっと草一郎くん、出てきてはくれなかったと思うから。――だって、
まだ彼女のこと、忘れてないもの」
「そんなことは」
「あります。デートの最中にほかの女の子のことを考えちゃ駄目よ。そういうのって
すぐにわかるんだから。伝わるんだから」
 思いきり図星をつかれて、草一郎はうめいた。熱くなる頬に、たまらず顔をふせる。
 遠くで、車の排気音がリズミカルに通り過ぎてゆくのが聞こえた。いつのまにか外
灯がついていたらしい。足下から自分の影が、散歩道へと伸びていた。
「あの……」
「なあに」
 すこし声に棘が感じられる。
「……どうして、おれにそこまでしてくれるんですか」
 思い切って草一郎は顔をあげる。志保里の顔に、険は浮かんでいなかった。そのこ
とに勇気づけられ、草一郎は言葉を続ける。
「杉原さんもそうだったけど、そんな、おれ、たいした奴じゃないですよ。だらしな
いし、情けないし、カッコ悪いし。なんでそんなによくしてくれるんですか?」
「じゃあ私も杉原くんとおなじ答えをあげる」
「え……」
 頭のなかで杉原の言葉がこだまする。『おれは、草一郎くん、きみが好きなんだよ』
頭に血が上ってきた。すぐにつぎの言葉もこだまする。『といっても勘違いするなよ、
そういう意味じゃないからな』。上がった血がすとんと下がった。
「そうか、そういう意味じゃあないんですよね」
 思っていたより気落ちした声が出てしまった。ごまかそうと笑い声をあげる。乾き
きった笑いになってしまった。
 にこりと志保里は微笑む。
「ううん、そういう意味」
 きっぱりと言い切った。
 ――そういう意味?
 外灯の青白い光に、志保里の顔はさらに白く、透き通ってみえた。すこしばかり頬
が赤いような気もするが、よくわからない。
「草一郎くん。私ね、きみがちょっぴり羨ましいんだ」
 真正面を見つめながら、志保里が呟くように語り始めた。
「羨ましいって……おれが? ですか?」
「うん。なにか夢中になれるものがあるっていうのは、とても素晴らしいことよ。草
一郎くんにはわからないかもしれないけれど……けっこう多くの人が、そういうもの
を見つけられないまま、大人になってしまうから。私も、含めて、ね」
 なにか喋ろうとして、結局草一郎は口をつぐんだ。
 体を前に傾け、また後ろに戻し、ベンチの背もたれによりかかる。空に浮かんだ月
が、なんとも澄み切って見えた。
 ふふ、と志保里の笑い声が聞こえる。
「わからないよね、うん。でも、草一郎くんはそれでいいよ」
 なんだかひどく自分が子供のような気がしてきた。
 ともかくなにか言葉にしよう。そんな衝動にかられて、草一郎は志保里に向き直っ
た。
 ひどく近い位置で、志保里の瞳が濡れ光っていた。
 息を呑んだ、その唇に、なにか柔らかいものが押し当てられる。長い長い時間のあ
とに離れてゆく志保里の瞳は、長いまつげでしっかりと閉じられていた。
 ゆっくりと瞳が開く。
 つややかな志保里の唇が笑顔のかたちに孤を描いて、そこでようやく、草一郎はそ
れが自分の唇と重ね合わされたということに気づいた。
 志保里が立ちあがる。たったった、と数歩進んで、くるりと振り返った。ひるがえ
った髪が体にまとわりついて、はらはらと散った。
「いろいろ余計なことしちゃたけど……自分の気持ちをいちばん大切にしてね」
 とびきりの笑顔を見せる。微笑みではない。満面の笑顔だった。
「じゃ、また! こんどは草一郎くんから連絡して。絶対よ」
 敬礼するように手をあげ、志保里は駆け足で去っていった。揺れ動く黒髪を、しな
やかな足の運びを、草一郎は目で追いかける。遠く、夜の向こうに消えてゆくまで、
ずっと見続けた。
 自分でも気づかないうちに上げていた手を、すとんと落とす。甲がベンチに当たっ
て固い音を立てたが、ちっとも痛みを感じなかった。
 帰り道、途中の公衆電話から、草一郎は杉原の携帯に連絡を取った。
「もしもし……矢車です」
 唾を呑みこむ。電話機を睨みつけた。
「例の件、お願いします。はい、後悔は……しません」
 電話ボックスを押し開け、夜空をあおぐ。北極星がひときわ大きく瞬いていた。

時間:16時間

読んで欲しいもの()は読んでの読者感想、→は作者判断:
・志保里の曲者っぷり(どきどき)→そこそこ
・デートの初々しさ(どきどき)→そこそこ
・杉原のいい人ぶり(ほほう)→ぼちぼち
・どうすんのやら、な展開(どきどき)→そこそこ

メモ
■一行あらすじ
 凛子についていけないことを思い知り、打ちのめされた草一郎が、思いきり後ろ向
きに安楽な道へと逃げこむ話。

■プロット
・凛子の家から逃げ出してから三日。学校に行けば凛子に出会ってしまうので、草一
  郎は自室に引きこもっている。気まずさやら情けなさやら恐ろしさやら恥ずかしさ
  でぐるぐるスパイラル状態。

・杉原とバンドを抜ける交渉をした際に同席していた女性、田仲志保里から貰った携
  帯電話の番号のメモを見つめ、電話しようかどうしようか、うじうじと悩む。そこ
  に、女性から電話だと告げられる。

・てっきり凛子だと思いこみ、びくびくしながら草一郎は電話に出る。ところが相手
  は志保里だった。番号を渡したはいいけれど、いっこうにかかってこないので、志
  保里のほうからかけてきた。思いもよらぬところで優しい声を聞いて、草一郎は情
  けなくもすがりついてしまう。

・場面転換。凛子たちがスタジオに集まっている。カレンが草一郎が居ないことを凛
  子に問いつめる。事情を知っている海里はびくびくしている。凛子とカレン、双方
  ともにけんか腰になる。結局、凛子がやりすぎたことを聞いて、カレンは呆れる。
  ベースはいったいどうするのか、とのカレンの問いに、凛子は心配するなと、自信
  ありげに解答する。

・草一郎は志保里と、喫茶店で会っていた。いままでのいきさつを、かいつまんで説
  明していた草一郎。じゃあ凛子のバンドは辞めたのかと訊かれるも、完全にふっき
  れてはいない草一郎は「はい」と答えることができない。その様子を見て、志保里
  は難しい話は無しにしましょう、と話題を変える。相手の意図にも気づかず、草一
  郎はへらへらと甘える。

・志保里との二度目のデート。中学生時代に同級生とデートの真似事はしたことがあ
  るが、今回は相手が大学生のお姉さんということで、どういうコースにすればいい
  のか悩む。そういえば凛子にも待たされたなと、まだ引きずる。

・志保里登場。とりあえずご飯でも、という草一郎に、会わせたい人がいると志保里。
  ファミレスに行くと、そこには前のバンドのリーダー、杉原匠が待っていた。案の
  定、ついていけなかっただろ、という杉原に反発を覚えつつも、事実なので反論で
  きない。前バンドへの復帰を誘われるが、この時点では草一郎は返事ができない。

・その後、映画を見たり買い物したりな普通のデートを楽しむ。定番の流れとして夕
  闇に包まれた公園を歩き、ベンチに腰かけた。なぜこんなにしてくれるのかという
  草一郎の問いかけに、志保里は一生懸命、なにかに向かって突き進んでいる人を見
  るのは好きだから、と答える。自分には夢中になれるものがないから、とすこし影
  のある表情も見せ、草一郎が引きこまれたところで、口づけ。衝撃を与えるだけ与
  えて、去る。その夜、草一郎は杉原にバンドへの復帰を連絡する。

■起承転結
起:落ちこむあまり、学校にも行かず引きこもる草一郎に、田仲志保里より電話がく
る。
承:デートして、普通に女性らしい志保里に安らぎを覚える。
転:二度目のデートのとき、前バンドのリーダー、杉原匠と会わせられる。もう一度
やろうと誘われる。
結:流されるままに、復帰を決める。


〔ツリー構成〕

【550】 1000字課題根っこ 2003/8/22(金)05:10 名無し君2号 (181)
┣【551】 1000字課題、8/21分 2003/8/22(金)05:14 名無し君2号 (1450)
┣【554】 1000字課題、8/22分 2003/8/23(土)03:59 名無し君2号 (3066)
┣【555】 1000字課題、8/23分 2003/8/24(日)03:47 名無し君2号 (2905)
┣【556】 1000字課題、8/24分、bU 2003/8/25(月)02:26 名無し君2号 (1584)
┣【558】 新木 伸、昔のやつ 2003/8/25(月)09:25 新木 伸 (8809)
┣【559】 1000字課題、8/25分、No7,8 2003/8/26(火)03:28 名無し君2号 (2860)
┣【561】 1000字課題、8/26分、No,9 2003/8/27(水)05:29 名無し君2号 (1319)
┣【567】 1000字課題、8/27分、No,10 2003/8/28(木)05:11 名無し君2号 (1539)
┣【570】 No.10 新木リライト版 2003/8/29(金)08:39 新木 伸 (1649)
┣【590】 細江、リライト版 2003/9/4(木)15:28 新木 伸 (1797)
┣【568】 1000字課題、8/28、No,11 2003/8/29(金)01:49 名無し君2号 (1723)
┣【574】 1000字課題、8/29分、No,12〜15 2003/8/30(土)13:34 名無し君2号 (6774)
┣【575】 1000字課題、8/30分、No,16 2003/8/31(日)04:28 名無し君2号 (1352)
┣【576】 1000字課題、8/31分、No,17〜19 2003/9/1(月)04:34 名無し君2号 (3700)
┣【577】 OFF会での成果 2003/9/1(月)21:37 新木 伸 (215)
┣【578】 新木、「馴染みのコーヒーショップ」 2003/9/1(月)21:38 新木 伸 (3139)
┣【579】 巻島、「富士山と男の子」 2003/9/1(月)21:39 新木 伸 (3203)
┣【580】 望乃、「低気圧ガール」 2003/9/1(月)21:40 新木 伸 (5480)
┣【583】 弟切、「科学者と孫娘」 2003/9/2(火)21:52 弟切 千隼 (3554)
┣【587】 弟切、「科学者と孫娘」リライト 2003/9/3(水)23:43 弟切 千隼 (1392)
┣【612】 弟切、「科学者と孫娘」書き直し「交流」版 2003/9/25(木)00:21 弟切 千隼 (2221)
┣【615】 弟切、「科学者と孫娘」書き直し「交流」版その二 2003/9/27(土)00:50 弟切 千隼 (2213)
┣【588】 紫ゆきや「ポチとお嬢様」 2003/9/4(木)02:34 紫ゆきや (2134)
┣【582】 1000字課題根っこ、9/1分、No,20〜22 2003/9/2(火)05:00 名無し君2号 (3821)
┣【586】 1000字課題、9/2分、No,23 2003/9/3(水)04:48 名無し君2号 (1155)
┣【589】 1000字課題、9/3分、No,24 2003/9/4(木)11:58 名無し君2号 (1626)
┣【591】 1000字課題、9/4分、No,25 2003/9/6(土)06:34 名無し君2号 (1586)
┣【592】 1000字課題、9/5分、No,26 2003/9/6(土)06:37 名無し君2号 (1105)
┣【594】 1000字課題、9/6,No,27 2003/9/7(日)12:03 名無し君2号 (1683)
┣【595】 1000字課題、9/7分、No,28 2003/9/8(月)13:36 名無し君2号 (1482)
┣【597】 1000字課題、9/8分、No,29,30 2003/9/9(火)11:27 名無し君2号 (3080)
┣【598】 1000字課題、9/9分、No,31 2003/9/10(水)05:52 名無し君2号 (1803)
┣【599】 1000字課題、9/10分、No.32 2003/9/11(木)09:15 名無し君2号 (1674)
┣【600】 1000字課題、9/11分、No,33 2003/9/12(金)08:06 名無し君2号 (2332)
┣【604】 1000字課題、9/11分、No,33のやりなおし版 2003/9/18(木)13:00 名無し君2号 (1797)
┣【601】 1000字課題、9/15分、No,34〜36 2003/9/15(月)18:57 名無し君2号 (4112)
┣【602】 1000字課題、9/16分、No,37 2003/9/17(水)17:11 名無し君2号 (1450)
┣【603】 1000字課題、9/17分、No,38 2003/9/18(木)12:56 名無し君2号 (1237)
┣【605】 1000字課題根っこ、9/18分、No.39 2003/9/19(金)17:19 名無し君2号 (1238)
┣【606】 関節技 2003/9/19(金)17:23 名無し君2号 (2826)
┣【607】 1000字課題、9/19分、No.40 2003/9/20(土)15:09 名無し君2号 (1409)
┣【608】 1000字課題、9/21分、No.41 2003/9/22(月)03:50 名無し君2号 (1485)
┣【613】 吸血母さん、リライト(その1) 2003/9/26(金)02:56 魚住 雅則 (1601)
┣【624】 re(1):吸血母さん、リライト(新木版) 2003/9/30(火)22:53 新木 伸 (1636)
┣【623】 1000字課題、9/21分、No.41、やりなおしの1 2003/9/30(火)06:47 名無し君2号 (5059)
┣【628】 1000字課題、9/21分、No.41、やりなおしの2 2003/10/2(木)06:09 名無し君2号 (11568)
┣【609】 1000字課題、9/23分、No.42 2003/9/24(水)03:34 名無し君2号 (1175)
┣【614】 1000字課題、9/25分、No.43 2003/9/26(金)03:37 名無し君2号 (1646)
┣【616】 1000字課題、9/26分、No.44 2003/9/27(土)06:28 名無し君2号 (1804)
┣【619】 1000字課題、9/27分、No.45〜46 2003/9/28(日)05:57 名無し君2号 (2874)
┣【620】 1000字課題、9/28分、No.47 2003/9/29(月)07:23 名無し君2号 (1676)
┣【622】 1000字課題、9/29分、No.48 2003/9/30(火)06:44 名無し君2号 (1726)
┣【629】 1000字課題、No.48「科学者と孫娘」のやりなおしの1 2003/10/3(金)06:12 名無し君2号 (1862)
┣【640】 10/5分、No.48「科学者と孫娘」、やりなおしの2 2003/10/6(月)10:09 名無し君2号 (3439)
┣【649】 10/10分、No.48「科学者と孫娘」、やりなおしの3 2003/10/11(土)14:06 名無し君2号 (1495)
┣【659】 10/13分、No.48「科学者と孫娘」やりなおしの4 2003/10/14(火)14:05 名無し君2号 (1629)
┣【625】 1000字課題、9/30分、No.49「ポチとお嬢様」 2003/10/1(水)04:26 名無し君2号 (1705)
┣【627】 1000字課題、10/1分、No.50「盗賊」 2003/10/2(木)05:43 名無し君2号 (1618)
┣【630】 1000字課題、10/2分、No.51「いくじなし」 2003/10/3(金)06:15 名無し君2号 (1638)
┣【639】 10/5分、No.51「いくじなし」、やりなおしの1 2003/10/6(月)10:06 名無し君2号 (1649)
┣【642】 リライト新木版 2003/10/7(火)09:49 新木 伸 (1750)
┣【635】 1000字課題、10/3分、No.52「カフェ・ノワール」 2003/10/4(土)07:56 名無し君2号 (1642)
┣【641】 1000字課題、弟切、「穴」 2003/10/7(火)00:52 弟切 千隼 (1871)
┣【653】 1000字課題、弟切、「穴」書き直し 2003/10/12(日)23:16 弟切 千隼 (4034)
┣【654】 re(1):1000字課題、弟切、「穴」書き直し、(人称替えバージョン) 2003/10/13(月)03:51 新木 伸 (4082)
┣【661】 1000字課題、弟切、「穴」書き直し、削り&三人称版 2003/10/15(水)01:35 弟切 千隼 (3051)
┣【667】 1000字課題、弟切、「穴」書き直し、痛み感と挫折感増強 2003/10/23(木)15:11 弟切 千隼 (3629)
┣【643】 1000字課題、10/9分、No.53〜56の根っこ 2003/10/9(木)14:20 名無し君2号 (58)
┣【644】 1000字課題、10/9分、No.53「おいかけっこ」 2003/10/9(木)18:28 名無し君2号 (1847)
┣【645】 1000字課題、10/9分、No.54「きょうの占い」 2003/10/9(木)18:31 名無し君2号 (2206)
┣【646】 1000字課題、10/9分、No.55 2003/10/9(木)18:32 名無し君2号 (1882)
┣【647】 1000字課題、10/9分、No.56「真夏の果実」 2003/10/9(木)18:34 名無し君2号 (1554)
┣【648】 1000字課題、10/10分、No.57「邪眼」 2003/10/11(土)14:02 名無し君2号 (1744)
┣【655】 1000字課題、10/12分、No.58「修学旅行の夜」(1000字) 2003/10/13(月)12:58 名無し君2号 (1305)
┣【658】 1000字課題、10/13分、No.59「シンデレラvsピーターパン」(1000文字) 2003/10/14(火)14:03 名無し君2号 (1671)
┣【662】 1000字課題、10/16分、No.60「話し合い」(2000文字) 2003/10/17(金)13:24 名無し君2号 (4041)
┣【665】 1000字課題、10/18分、No.61「井戸端会議」(1000文字) 2003/10/19(日)04:53 名無し君2号 (5566)
┣【666】 1000字課題、10/19分、No.62「いいじゃないか」(1000文字) 2003/10/20(月)08:48 名無し君2号 (1184)
┣【668】 1000字課題、10/23分、No.63「見張り塔からずっと」(2000文字) 2003/10/24(金)03:29 名無し君2号 (2508)
┣【669】 1000字課題、10/23分、No.64「決して死ぬなとあなたは言った」(1000文字) 2003/10/24(金)03:32 名無し君2号 (1629)
┣【670】 削除
┣【671】 1000字課題、10/23分、No.65「メイド」(1000文字) 2003/10/24(金)03:37 名無し君2号 (1670)
┣【672】 1000字課題、弟切、「メイド」 2003/10/24(金)22:59 弟切 千隼 (1925)
┣【679】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し 2003/11/1(土)01:29 弟切 千隼 (2558)
┣【684】 1000字課題、弟切、「メイド」地の文書き直し 2003/11/3(月)20:20 弟切 千隼 (2501)
┣【708】 1000字課題、弟切、「メイド」、全面書き直し 2003/12/6(土)23:00 弟切 千隼 (2278)
┣【711】 1000字課題、弟切、「メイド」、甘夏リライト 2003/12/11(木)04:02 甘夏 (2760)
┣【714】 1000字課題、藤極堂、「メイド」、リライト 2003/12/12(金)21:48 藤極堂 (2045)
┣【726】 1000字課題、弟切、「メイド」、全面書き直しその二 2003/12/29(月)00:39 弟切 千隼 (2084)
┣【738】 1000字課題、弟切、「メイド」冒頭のみ書き直し 2004/1/14(水)00:06 弟切 千隼 (795)
┣【739】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し、説明文版 2004/1/14(水)00:10 弟切 千隼 (308)
┣【740】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し、描写文版 2004/1/14(水)00:12 弟切 千隼 (468)
┣【743】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し、描写文版その二 2004/1/17(土)01:52 弟切 千隼 (404)
┣【750】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し、描写文版その三 2004/1/19(月)23:27 弟切 千隼 (450)
┣【753】 1000字課題、弟切、「メイド」書き直し、描写文版その四 2004/1/23(金)22:05 弟切 千隼 (479)
┣【674】 1000字課題、10/27分、No.66「そろそろと足踏み」(2000文字) 2003/10/27(月)16:14 名無し君2号 (2733)
┣【675】 1000字課題、10/28分、No.67「星をみるひと」(1000文字) 2003/10/28(火)19:17 名無し君2号 (888)
┣【676】 1000字課題、10/29分、No.68「ボスしけてるぜ」(1000文字) 2003/10/30(木)06:28 名無し君2号 (1623)
┣【678】 1000字課題、10/30分、No.69「なんでこんなことに」(1000文字) 2003/10/31(金)08:07 名無し君2号 (1684)
┣【680】 1000字課題、10/31分、No.70「トランジスタ・ラジオ」(1000文字) 2003/11/1(土)10:50 名無し君2号 (1556)
┣【681】 1000字課題、11/1分、No.71「真夜中のエンジェル・ベイビー」(1000文字) 2003/11/2(日)08:05 名無し君2号 (1690)
┣【683】 1000字課題、11/2分、No.72「君が僕を知っている」(1000文字) 2003/11/3(月)09:47 名無し君2号 (1250)
┣【685】 1000字課題、11/3分、No.73「二時間三十五分」(1000文字) 2003/11/4(火)12:12 名無し君2号 (988)
┣【687】 1000字課題、11/4分、No.74「なかよくケンカしな」(1000文字) 2003/11/5(水)11:54 名無し君2号 (1529)
┣【688】 1000字課題、11/5分、No.75「十五年後」(2000文字) 2003/11/6(木)09:31 名無し君2号 (3105)
┣【689】 1000字課題、11/6分、No.76「耳たぶをくにくに」(2000文字) 2003/11/7(金)08:26 名無し君2号 (3149)
┣【690】 11/8分、No.76「耳たぶをくにくに」やりなおしの1(1000文字) 2003/11/9(日)06:52 名無し君2号 (1482)
┣【692】 No.76「耳たぶをくにくに」、新木リライト版 2003/11/10(月)01:47 新木 伸 (2385)
┣【693】 1000字課題、11/9分、No.77「愛と青春のルサンチマン」(1000文字) 2003/11/10(月)08:19 名無し君2号 (1664)
┣【694】 1000字課題、11/11分、No.78「魔王の憂鬱」(1000文字) 2003/11/12(水)11:38 名無し君2号 (1675)
┣【695】 1000字課題、11/12分、No.79「酔いどれ天使」(1000文字) 2003/11/12(水)11:40 名無し君2号 (1729)
┣【696】 1000字課題、11/14分、No,80「錆びたピストル」(2000文字) 2003/11/16(日)12:16 名無し君2号 (3307)
┣【697】 1000字課題、11/15分、No.81「幸福論」(1000文字) 2003/11/16(日)12:17 名無し君2号 (1742)
┣【698】 1000字課題、11/18分、No.82「ごくらく巫女ひき計画」(1000文字) 2003/11/18(火)15:47 名無し君2号 (1737)
┣【699】 1000字課題、11/20分、No.83「畏れるばかりで」(1000文字) 2003/11/20(木)16:12 名無し君2号 (1673)
┣【700】 1000字課題、11/23分、No.84「かたむく天秤、おとこのこ編」(2000文字) 2003/11/24(月)03:28 名無し君2号 (3422)
┣【701】 1000字課題、11/23分、No.85「かたむく天秤、おんなのこ編」(2000文字) 2003/11/24(月)03:33 名無し君2号 (2967)
┣【702】 1000字課題、11/23分、No.86「かたむく天秤、ふたり編」(1000文字) 2003/11/24(月)03:35 名無し君2号 (1574)
┣【703】 1000字課題、11/28分、No.87「いしやきいも」(1000文字) 2003/11/29(土)04:37 名無し君2号 (1782)
┣【704】 1000字課題、11/28分、No.88「離魂病」(1200文字) 2003/11/29(土)04:42 名無し君2号 (1963)
┣【705】 1000字課題、11/30分、No.89「ばらばら」(1400文字) 2003/12/1(月)06:50 名無し君2号 (2377)
┣【706】 1000字課題、12/1分、No.90「紅く塗りつぶせ」(1200文字) 2003/12/2(火)10:28 名無し君2号 (2048)
┣【707】 1000字課題、12/3分、No.91「静寂」(2000文字) 2003/12/4(木)10:27 名無し君2号 (3048)
┣【709】 1000字課題、12/6分、No.92「アルバム」(1400文字) 2003/12/7(日)07:39 名無し君2号 (2317)
┣【715】 1000字課題、12/13分、No.93「矢」(1500文字) 2003/12/13(土)08:26 名無し君2号 (2283)
┣【716】 1000字課題、12/15分、No.94「散華」(1200文字) 2003/12/15(月)11:21 名無し君2号 (2019)
┣【717】 1000字課題、12/18分、No.95「星空」(1600文字) 2003/12/18(木)11:37 名無し君2号 (2564)
┣【720】 1000字課題、12/23分、No.96「姉弟喧嘩」(2000文字) 2003/12/23(火)06:01 名無し君2号 (2685)
┣【721】 No.96「姉弟喧嘩」 新木部分リライト 2003/12/23(火)20:39 新木 伸 (1170)
┣【722】 1000字課題、12/25分、No.97「眼球」(2000文字) 2003/12/25(木)13:36 名無し君2号 (2676)
┣【727】 No.97「眼球」(新木部分リライト) 2003/12/29(月)15:43 新木 伸 (666)
┣【723】 1000字課題 青葉桂都 No.1「クリスマスは一緒に」/No.2「勝負」 2003/12/26(金)02:41 青葉桂都 (4998)
┣【725】 1000字課題、12/28分、No.98「死亡遊技」(1600文字) 2003/12/28(日)18:16 名無し君2号 (2759)
┣【728】 1000字課題 青葉桂都 No.3「きゅうせいしゅ」 2003/12/29(月)17:42 青葉桂都 (2296)
┣【729】 100字課題 青葉桂都 No.4「森の外」 2003/12/31(水)00:51 青葉桂都 (2649)
┣【730】 1000字課題、12/31分、No.99「最後の言葉」(2000文字) 2004/1/1(木)07:25 名無し君2号 (2673)
┣【756】 1000字課題、1/25分、No.100「世界の真ん中で」(1200文字) 2004/1/25(日)06:34 名無し君2号 (1484)
┣【760】 1000字課題 青葉桂都 No.5「眠り姫」 2004/1/27(火)02:56 青葉桂都 (2291)
┣【761】 1000字課題、1/26分、No.101「伝説の木」(2000文字) 2004/1/27(火)04:38 名無し君2号 (2637)
┣【770】 1000字課題、2/1分、No.102「桜の枝」(2000文字) 2004/2/3(火)03:04 名無し君2号 (2806)
┣【781】 2/2分、「桜の枝」リライト 2004/2/9(月)06:47 名無し君2号 (2584)
┣【784】 1000字課題、2/3分、No.103「テディベアと少女」(2000文字) 2004/2/10(火)10:00 名無し君2号 (2567)
┣【791】 1000字課題、2/13分、No.104「ロマンティックな光景」(1600文字) 2004/2/13(金)12:33 名無し君2号 (2089)
┣【818】 1000字課題、2/21分、No.105「秘密」(2000文字) 2004/2/21(土)14:12 名無し君2号 (2518)
┣【819】 1000字課題、2/21分、No.106「ハーモニー」(2000文字) 2004/2/21(土)14:13 名無し君2号 (2770)
┣【826】 1000字課題、2/24分、No.107「平和な世界」(2000文字) 2004/2/24(火)14:49 名無し君2号 (2615)
┣【827】 1000字課題、2/24分、No.108〜109「川のヌシ」(2000文字) 2004/2/24(火)14:52 名無し君2号 (5041)
┣【842】 1000字課題、2/28分、No.110「待ち人を待ち」(2000文字) 2004/2/29(日)03:25 名無し君2号 (2749)
┣【843】 1000字課題、2/28分、No.111「待ち人が来て」(2000文字) 2004/2/29(日)03:28 名無し君2号 (2344)
┣【844】 1000字課題、2/28分、No.112「待ち人と帰る」(2000文字) 2004/2/29(日)03:30 名無し君2号 (2343)
┣【845】 1000字課題、2/28分、No.113「待ち人で泣く」(2000文字) 2004/2/29(日)03:32 名無し君2号 (2205)
┣【866】 1000字課題、3/12分、No.114「花いちもんめ」(2000文字) 2004/3/12(金)06:03 名無し君2号 (2350)
┣【871】 1000字課題、3/18分、No.115「鏡の中に」(2000文字) 2004/3/18(木)07:28 名無し君2号 (2573)
┣【874】 1000字課題、3/22分、No.116「まだまだ甘い」(2000文字) 2004/3/22(月)09:10 名無し君2号 (2769)
┣【876】 1000字課題、3/27分、No.117「美味しい罠」(3500文字) 2004/3/27(土)11:13 名無し君2号 (4557)
┣【880】 1000字課題、4/1分、No.118「武侠少女月影抄」(3500文字) 2004/4/1(木)09:08 名無し君2号 (3850)
┣【889】 1000字課題、4/12分、No.119「深く重く、そして強く」(4400文字) 2004/4/12(月)17:40 名無し君2号 (5692)
┣【892】 1000字課題、4/15分、No.119−2「深く重く、そして強く」(4400文字) 2004/4/15(木)17:10 名無し君2号 (5847)
┣【908】 1000字課題、4/23分、No.119−3「深く重く、そして強く」(9500文字) 2004/4/24(土)03:58 名無し君2号 (11885)
┣【909】 No.119−3「深く重く、そして強く」、新木削り版 2004/4/25(日)00:16 名無し君2号 (7732)
┣【924】 1000字課題、5/2分、No.119−4「深く重く、そして強く」(10400文字) 2004/5/2(日)07:04 名無し君2号 (13998)
┣【951】 「深く重く、そして強く」、5/14までの暫定版、ボツ分(原稿用紙31枚) 2004/5/16(日)23:30 名無し君2号 (19901)
┣【952】 「深く重く、そして強く」、5/15、16の暫定版(原稿用紙20枚) 2004/5/16(日)23:39 名無し君2号 (13051)
┣【953】 1000字課題、5/18分、No.119−5「深く重く、そして強く」(原稿用紙40枚) 2004/5/18(火)15:14 名無し君2号 (27190)
┣【977】 No.119−5「深く重く、そして強く」の「解」「感」分析、途中まで 2004/5/26(水)15:10 名無し君2号 (9827)
┣【1063】 1000字課題、8/21分、No.119−6「深く重く、そして強く」出会いと別れ(16000文字) 2004/8/21(土)13:13 名無し君2号 (23075)
┣【1070】 1000字課題、8/21分、No.119−7「深く重く、そして強く」練習、そして軽い挫折(1320.. 2004/8/24(火)08:13 名無し君2号 (17743)
┣【1085】 1000字課題、9/5分、No.119−8「深く重く、そして強く」近づく距離、大きな挫折(2200.. 2004/9/5(日)23:12 名無し君2号 (30432)
┣【1086】 No.119−8「深く重く、そして強く」近づく距離、大きな挫折(22000文字)、76字整形版 2004/9/5(日)23:13 名無し君2号 (30671)
┣【1092】 9/10分、No.119−9「深く重く、そして強く」逃げました(9600文字、原稿用紙17枚) 2004/9/10(金)22:36 名無し君2号 (13681)
┣【1095】 9/14分、No.119−10「深く重く、そして強く」逃亡編、1(10000文字、原稿用紙19枚) 2004/9/14(火)23:42 名無し君2号 (14960)
┣【1098】 9/17分、No.119−10「深く重く、そして強く」逃亡編、2(12000文字、原稿用紙24枚) 2004/9/18(土)01:16 名無し君2号 (18828)
┣【1099】 削除
┣【1100】 】 9/21分、No.119−11「深く重く、そして強く」自覚編(16800文字、原稿用紙32枚) 2004/9/21(火)23:23 名無し君2号 (22667)
┣【1101】 9/21分、No.119−11「深く重く、そして強く」自覚編(76文字整形板) 2004/9/21(火)23:25 名無し君2号 (22852)
┣【1103】 9/26分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その1(8000文字、原稿用紙17枚) 2004/9/26(日)23:00 名無し君2号 (17283)
┣【1104】 9/28分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その2(5000文字、原稿用紙10枚) 2004/9/28(火)23:39 名無し君2号 (12707)
┣【1105】 9/29分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その3(6000文字、原稿用紙11枚) 2004/9/29(水)23:33 名無し君2号 (11048)
┣【1112】 10/2分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その4(2000文字、原稿用紙5枚) 2004/10/2(土)23:04 名無し君2号 (7251)
┣【1117】 10/9分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その5(3000文字、原稿用紙7枚) 2004/10/10(日)01:31 名無し君2号 (5048)
┣【1118】 10/12分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その6(6800文字、原稿用紙16枚.. 2004/10/12(火)23:27 名無し君2号 (12262)
┣【1119】 10/14分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その7(3500文字、原稿用紙7枚) 2004/10/14(木)22:52 名無し君2号 (5203)
┣【1122】 10/18分、No.119−12「深く重く、そして強く」覚醒編その8(6400文字、原稿用紙12枚) 2004/10/18(月)23:54 名無し君2号 (9001)
┣【1123】 No.119「深く重く、そして強く」全文結合版(原稿用紙370枚) 2004/10/24(日)19:26 名無し君2号 (238848)
┣【890】 1000字課題、4/12分、No.120「チョコより確かに」(2000文字) 2004/4/12(月)17:47 名無し君2号 (5045)
┣【891】 1000字課題、4/15分、No.121「逃げだしたあとで」(3500文字) 2004/4/15(木)17:07 名無し君2号 (3850)
┣【903】 1000字課題、4/22分、No.122「花もだんごも」(3600文字) 2004/4/22(木)04:00 名無し君2号 (7768)
┣【904】 No.122「花もだんごも」、新木さん冒頭リライト 2004/4/22(木)21:39 名無し君2号 (853)
┣【913】 1000字課題、4/26分、No.123「エスパー真奈美ちゃん」(4200文字) 2004/4/27(火)02:16 名無し君2号 (5023)
┣【932】 1000字課題、5/7分、No.124「愛しさの朝食」(4000文字) 2004/5/7(金)08:03 名無し君2号 (7738)
┣【938】 1000字課題、5/8分、No.125「愛は純粋ですから」(4000文字) 2004/5/9(日)00:55 名無し君2号 (5258)
┣【941】 1000字課題、5/10分、No.126「ぼくはぼくだけのために」(1000文字) 2004/5/10(月)11:45 名無し君2号 (1668)
┣【945】 1000字課題、5/11分、No.127「ノラ少女」(3600文字) 2004/5/11(火)14:09 名無し君2号 (5211)
┣【948】 1000字課題、5/15分、No.128「美味しく煮こみました」(4800文字) 2004/5/14(金)10:49 名無し君2号 (7424)
┣【955】 1000字課題、5/20分、No.129「たとえ負けるとわかっていても」(7200文字) 2004/5/20(木)17:02 名無し君2号 (8085)
┣【959】 1000字課題、5/22分、No.130「依頼はすでに解決していた」(8400文字) 2004/5/22(土)12:13 名無し君2号 (12765)
┣【973】 1000字課題、5/25分、No.131「きみよ、ぼくといってくれ」(2800文字) 2004/5/25(火)09:38 名無し君2号 (4373)
┣【974】 1000字課題、5/25分、No.132「その手は食いませんから」(3500文字) 2004/5/25(火)12:04 名無し君2号 (4615)
┣【989】 No.132「その手は食いませんから」、新木リライト 2004/6/5(土)21:31 名無し君2号 (1287)
┣【983】 1000字課題、5/28分、No.133「のほほん書店」(4800文字) 2004/5/29(土)02:14 名無し君2号 (6869)
┣【985】 1000字課題、5/31分、No.134「隣の芝生が青く見えすぎちゃった」(6000文字) 2004/5/31(月)16:00 名無し君2号 (8370)
┣【990】 1000字課題、6/5分、No.135「お刺身くわえたドラ猫」(2000文字) 2004/6/5(土)21:33 名無し君2号 (2630)
┣【991】 題名:お刺身くわえたドラ猫(新木リライト版) 2004/6/6(日)03:48 新木 伸 (2442)
┣【992】 1000字課題、6/7分、No.136「眼鏡っ子同盟」(4000文字) 2004/6/7(月)19:14 名無し君2号 (5330)
┣【995】 No.136「眼鏡っ子同盟」、2号削り版 2004/6/9(水)23:23 名無し君2号 (4095)
┣【998】 No.136「眼鏡っ子同盟」、新木削り版 2004/6/10(木)17:42 新木 伸 (2552)
┣【993】 1000字課題、6/8分、No.137「漂流王子」(3600文字) 2004/6/8(火)23:28 名無し君2号 (5308)
┣【994】 1000字課題、6/9分、No.138「追いかけっこ」(1800文字) 2004/6/9(水)23:16 名無し君2号 (2110)
┣【1000】 1000字課題、6/12分、No.139「愛と激情のキャッチボール」(3600文字) 2004/6/13(日)00:04 名無し君2号 (6479)
┣【1004】 1000字課題、6/18分、No.140「鳴らない電話が鳴りまして」(3600文字) 2004/6/18(金)13:01 名無し君2号 (5160)
┣【1009】 1000字課題、6/26分、No.141「亡者ふたり旅」(5000文字) 2004/6/27(日)02:12 名無し君2号 (8512)
┣【1021】 1000字課題、7/3分、No.142「悪魔っ子、地上に降りる」(2600文字) 2004/7/3(土)04:10 名無し君2号 (4530)
┣【1024】 1000字課題、7/6分、No.143「両手にガンを持つ少女」(6000文字) 2004/7/6(火)17:51 名無し君2号 (9696)
┣【1025】 1000字課題、7/8分、No.144「腹がへったら気が短く」(3400文字) 2004/7/8(木)23:50 名無し君2号 (5633)
┣【1031】 1000字課題、7/16分、No.145「だって仕方がないんだ」(6400文字) 2004/7/16(金)12:01 名無し君2号 (10726)
┣【1035】 1000字課題、7/20分、No.146「ナイフ使い、婆さんに拾われる」(4800文字) 2004/7/20(火)22:01 名無し君2号 (8337)
┣【1037】 1000字課題、7/26分、No.147「秘技・すいか斬り」(5800文字) 2004/7/26(月)23:47 名無し君2号 (9320)
┣【1041】 1000字課題、7/31分、No.148「しっかり殺れよ」(7200文字) 2004/7/31(土)18:31 名無し君2号 (11580)
┣【1109】 1000字課題 No.1 「ホントにもうサイアク」 9月26日分 津荒夕介 2004/10/2(土)20:15 津荒 夕介 (1362)
┣【1110】 1000字課題 NO,2「暇人」 9月27日分 津荒夕介 2004/10/2(土)22:21 津荒 夕介 (1580)
┣【1113】 削除
┣【1114】 1000字課題 No.3「君はどうする?」 9月28日分 津荒夕介 2004/10/3(日)01:19 津荒 夕介 (1617)
┣【1124】 10/28分、No.149「べんとらべんとら」(2400文字) 2004/10/28(木)23:19 名無し君2号 (4479)
┣【1126】 11/3分、No.149−1「べんとらべんとら」(10500文字、原稿用紙22枚) 2004/11/3(水)22:17 名無し君2号 (15320)
┣【1127】 1000字課題、11/5分、No.150「ざんざんざん」(5500文字、原稿用紙11枚) 2004/11/6(土)00:53 名無し君2号 (7849)
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