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1083 800字で、短編あらすじ No.6「我侭鬼娘」 9月3日 津荒夕介 |
2004/9/4(土)23:28 - 津荒 夕介 - 2099 hit(s)
No.6「我侭鬼娘」 津荒夕介
十七歳の鴉天狗天野宗二は、師匠の天狗から鬼の娘、中学一年生の鬼頭檸檬の面倒を見るように言われ、鬼頭家にやってきた。「鴉天狗」や「鬼」とあるが、本当の妖怪ではない。魔術士である。強い魔術士は妖怪の名を貰うのだ。「鬼」は最強として有名である。
鬼は早熟なので、檸檬は産まれてからずっと屋敷で修行してきた。だから学力はあるが、学校に行った事がない。修行が終わり、次は社会勉強という事で檸檬は中学校に行く事になった。宗二は若く変身して、同級生として彼女の面倒を見るために呼ばれたのだ。
檸檬は宗二を馬鹿にして、彼の言う事を聞かず、次々と問題を起こす。師匠から頼まれているので無視するわけにもいかず、宗二は苦労して問題を解決する。
夜、檸檬はさらに調子に乗り、宗二を召使と呼ぶ。さすがに宗二は抗議した。すると檸檬は憤慨し、宗二は彼女と戦う事になってしまう。檸檬の父、西瓜は笑うだけだった。
焦った宗二は、まず逃げる。最初は自分の不幸を呪うが、勝てば檸檬と対等になれるのだ。やる気を出して頭を使う。どうすれば檸檬に勝てるのか。
宗二が彼女に勝るのは経験と、多くの術が使える事。宗二はそれを利用する。分身を大量に作り、それで檸檬を足止めした。その間に高層ビルの頂上に大量の罠をしかけた。分身を消して檸檬を呼び寄せる。檸檬は罠にかかり、少しだけ判断が鈍る。そして宗二は分身と共に飛び出し、檸檬の意表をついた。彼は腹を貫かれながらも檸檬を抱きかかえ、ビルから落ちた。地面の直前で手を離し檸檬だけを落とすつもりだ。宗二は鴉天狗、空を飛べるので彼が地面に落ちることはない。が、西瓜の邪魔が入り、檸檬が地面に落ちる事はなかった。
檸檬は負けを認め、宗二を友達として扱うようになった。
一行あらすじ
鴉天狗の宗二が、鬼の少女檸檬に、彼女と戦い勝つ事で、認められる話。
戦闘で意表をつくのが目的の話。
能力の設定
1 力の源
「魔力」と呼ばれる力です。人間が進化して得た、体の中のエネルギーを指します。それを使って魔術を使います。よって使える量に制限があるし、才能がなければ魔力を持てません。ちなみに魔力が人間にあるということは一般的に秘密です。
2 力の使い方
自分の中にある力だから、自分に使うのが楽です。修行をつまなくても、自分の肉体強化、自分の傷を(ある程度まで)治すのは簡単にできます。
外に向かって使う時には、まず精神統一。そして魔力を体から外に出し、それをねって魔術に構成します。
また、相手の記憶を改竄したりするのは、かなり難しいことになっています。なぜなら脳を外からいじらないといけないから。脳に精通し、脳の使われていない部分を強化し超能力を操る一派でなければ無理です。
3 魔術の種類
魔力をねって作るものは、
1 そのまんま、魔力の弾。
2 見かけだけ何かの物。実際には魔力の塊なので、触ると偽者だとわかる。宗二の使う分身はこれにあたる。
3 火・水・などは、体の作りが人間と違う妖怪じゃないと魔力からは変換できない。体の中に、火・水などの要素があることで、体から出てくる魔力にそういった要素が付属する。それを利用して、火・水などを起こす。
4 呪い。呪いとは他人の体を、外から魔力によって束縛する術のこと。だから呪術士は魔力の量が多いのではなく、魔力の使い方が巧みでなければなれない。
4 妖怪とは
妖怪が人間と体の作りが違うと上にありますが、自然にそうなったのではない。魔術を極めた先祖が、体に実験を施す事で、そのように作り変えた結果である。その血が故に、妖怪となる。つまり一般的に妖怪の名は受け継がれていくものです。また、天才魔術士ならば新しい妖怪になることができる。
5 妖怪の特性
鬼は単純に魔力が多く、単純に肉体強化が強いので、最強の存在です。
鴉天狗は術を使うのが得意なので魔力が高く、また魔力で羽根を作り空を飛ぶ事ができます。
山姥は人肉を食べる事で、それを消化するまでの間だけ肉体強化能力を上げる事ができ、その力は鬼にも追いつくと言われています。
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