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1094 800字で、短編あらすじ。No.9「外へ、外へ!」 九月十一日 津荒夕介 |
2004/9/12(日)05:41 - 津荒 夕介 - 2219 hit(s)
800字で、短編あらすじ。No.9「外へ、外へ!」
九月十一日 津荒夕介
山奥に地図にない村があった。村で一番活発な青年シロは、ある日森の中で大きな音を聞く。驚いて向かうと、見知らぬ男が獣に襲われていた。シロは獣を倒してやる。男はビスと名乗り、自分が森に迷った都の人間だという。手紙を届ける途中だと言うが、傷が深くて動けない。シロはビスを村のはずれにかくまった。
村にビスを連れて行くわけにはいかなかった。村に近づくよそ者は殺す、というのが掟だからだ。シロはこっそりとビスの世話をしながら、世界についての話を聞いた。村しか知らないシロは喜んだ。ビスが獣に使った、大きな音を出した道具は銃だった。また、普通の人間は角がなく、シロ達より力が弱いことを教えてもらった。
二週間後、ビスは動けるようになった。一人で行こうとするビスにシロは同行したいと言う。ビスはそれを快く受け入れた。シロは外の世界に強い興味を抱いていたのだ。
村人は村を出ることを禁止されている。だからシロは、夜中にこっそり村を出ようとした。が、見つかる。よそ者を看病していたことも見抜かれていた。村の中に入ってこないから許していただけなのだ。これ以上ビスに関わるなと言われる。
翌日、シロはビスに銃を借りて、最強の戦士である村長のザン爺に戦いを挑んだ。村長に勝てば村長になれる。そうすれば村の法を変えることができる。外に行けるようになる。
ザン爺は手加減しない。シロは銃を使おうとする。が、ザン爺は銃のことを知っていた。銃は叩き落とされてしまう。ザン爺は勝利を確信し、シロをいたぶった。と、ザン爺が急に倒れた。シロのわずかな反撃のせいだった。シロは爪に毒を仕込んでいたのだ。銃を持っていたのは、それを切り札と勘違いさせ、爪の攻撃を警戒させないためだ。
シロは村長となり、自分を村から破門。ザン爺を村長に任命してビスの所へと行った。
一行あらすじ
閉鎖された村の青年シロが、外の世界の住人であるビスに出会い、村を出たいと思うようになり、村長に決闘で勝つことで、外の世界へ旅立つ話
意表ポイント
銃が切り札と見せかけて、毒が切り札。
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