よみかく分室課題部屋

1258 「犬と猿と」プロット作成の練習

2005/5/26(木)22:01 - まこと - 2733 hit(s)

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「犬と猿と」で「プロット作成の練習」をします。

　弟切さんから、罠の潰しかたをアドバイスしていただきましたね。それを使って練ったのですが、上手く使用することができず、潰せませんでした。
　直後に、「話の焦点を、異性間の話か仲間の話かに絞る」という新木さんの指摘をいただいています。
　これをふまえて、修正をしていきましょう。
　削るところは（）でくくります。

　それと、これは自分用に作成したメモをそのまま掲載します。読みにくいところがあると思われますが、ご了承ください。
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「犬と猿と」

「一行コンセプト」
ムカついていた同級生に、思いがけず励まされ、ホロッとさせられる少年の話。

「構成メモ」
　はじめ同級生は冷たく見える。生徒会の仕事、学園祭の準備作業は大変。非協力的な役員たち。
　苦労していることをいくつか書いて印象付けたのち、同級生の見せた思いやりでそれが覆る。という構成。
　※同級生が冷たくなりすぎないように注意。同級生は主人公を嫌っているのではなく、ストレートにものを言ってしまうだけ。

「その他」
人物設定
　主人公　岸本　友則（とものり）　本心を言えない。迎合してしまう。
　　　　　藤沢　英子　はっきりものを言う。自分の意思を曲げない。

（補足事項など）地方のそれほど大きくない都市が舞台。ふたりは幼稚園の時から高校まで同じクラス。
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禁止事項
・時系列順にする。時間逆行禁止。
・重文、複文禁止。
・倒置法禁止。
・体言止め禁止。
・気弱語禁止。比喩禁止。
・読点禁止。

　ただし、効果を狙ってのことなら使用可。

最初が「めちゃくちゃ仲が悪い」、最後が「仲が良いというほどではないけど、普通」

起：仲が悪い女生徒にホロッとしかけたところで叱責され、いつものとおり口ゲンカ
承：手伝いに来てくれたと思うが、詰責されめちゃくちゃムカつく
転：キレそうになるが、思いがけないことばに驚く
転：ホロッとしかけたところで、いつもの口ゲンカに

起（８００）生徒会室でのミーティング。学園祭の準備について話し合っている。
　　主人公は生徒会長。役員たちは個性派ぞろい。チームワークが悪くバラバラ。やる気がない。意見がなく静まり返っていると、犬猿の仲の女生徒が挙手。プチ感動する。しかし、生徒会長が不甲斐ないせいでまとまりが悪いと、責められる。そこからは言い合いになる。主人公の言い訳があだになって、ひとりでチラシ貼りをするハメに。

承（１２００）教室で手作りのチラシを作成する主人公。手伝いはなくひとりで頑張っている。職員室に隣接する準備室で、手作りのチラシを印刷しようとする。
　しかし、印刷機の具合が悪く、直そうとするうちにインクまみれになる。
　そこへ現れる犬猿の仲の女生徒。すわ手伝いかと思うのだが、統制力のなさをなじられ超ムカつく。言い合いに。
　自分の力でやり遂げると豪語する主人公。生徒会長のやるべきことは、雑用じゃないと捨てゼリフして去っていく女生徒。

転（１６００）町の繁華街でポスター貼りをする主人公。スーパーの掲示板に貼りだすことを快諾されるもののスペースがなかったり、電信柱に貼ったら怒鳴られたりと苦労続き。孤軍奮闘する。
　やがて日が傾きはじめる。泣きが入る主人公。ひとりでは無理だったという思いがよぎる。そこへ、女生徒が現れ、無言でポスターを奪い取る。なにか言われるのではと身構える。
　しかし、以外にも、労いの言葉をかけられポカンとする。（――削除ポイント――そんな主人公のもとに、役員たちも駆けつけてくる。ひとりで頑張ってることを女生徒に知らされ、手伝いに来たのだ。女生徒は手伝わなかったのではなく、皆を説得して回っていたのだった。）

結（４００）（――削除ポイント――ポスターを貼りを手伝う役員たち。人数が多いので、仕事ははかどるし、心強いし。最初から皆で協力するべきだったと女生徒に述懐する主人公。）礼を言おうとした瞬間、またしても叱責を受ける。
　結局、言い合いになってしまうのだった。

　異性間の話をとったので、仲間のエピソードが邪魔になります。そこで仲間のエピソードを削除します。
　さて、そうなると他にも修正するところが出てきます。
　承で女生徒が手伝いをしなかった理由です。なにか考えなければいけませんね。
　どんなエピソードにしましょう。

１．別バージョンのポスターを作っていて、しかも、貼り終っていた。
２．地元のＦＭ局に宣伝を流してもらえるようにしていた。
３．チラシ配りをしていた。
４．地方局の生放送に駆けつけ、ポスターを掲げているところが、街頭のテレビで大写しになる。
５．工事現場の囲いに、宣伝をペイントする許可を取りつけていた。
６．ビルの上から、宣伝のタスキをたらして見せた。
７．メガホンで口宣伝しながらやってくる。
８．駅前でストリートバンドに宣伝ソングを歌わせていた。または自分が歌っていた。
９．サンドイッチマン（宣伝パフォーマーのこと）をやってしまった。
１０．実は高熱でぶっ倒れていたのに駆けつけてきた。

　かなり、こじつけました。これの中から選ぶことにします。